美容室・サロンの開業に要る届出・設備・資金と、先に見る窓口の順番

美容室は、工事が終わったあとの保健所の検査に通らないと、営業を始められません。図面の段階で保健所に相談する順番で進めます。
開業時に要る許認可・届出
- 美容師の免許:美容を業とするには、美容師免許が要ります(美容師法)。免許を持つ人がいない場合は、持つ人を雇う必要があります。
- 美容所の開設届(保健所):施設が完成したあと、検査を受けて構造設備が基準に適合しているか確認されます。検査を受ける前に営業を始めてはいけません。東京都の保健所の案内では、届出から営業開始まで1週間程度かかります。申請の前(工事の着工前が望ましい)に、平面図を持って相談します。
- 管理美容師:美容師が常時複数いる美容所では、衛生管理の責任者として、管理美容師を置きます。美容師歴3年以上で、指定の講習を修了した人が対象です。
設備と費用の目安
美容室・サロンの内装は、スケルトンが坪40〜70万円、居抜き(同業態)が20〜35万円で、工期は3〜6週間です。10坪のスケルトンなら、本体で約400〜700万円です。シャンプー台の給排水の移設と、電気容量の増設(20〜60万円)が加わる場合があります。看板(20〜60万円)や什器は別です。融資の計画書では、人件費の割合は売上の45%以下が目安内です(当サイトの目安)。
10市場の優先順
- 店舗内装:給排水や電気の工事が大きく、検査に通る図面にするため、最初に相談します。
- 創業融資:内装・設備の見積もりをもとに、物件の契約前に申し込むため。
- 会社設立:個人で開業するか、法人にするかを、開設届を出す前に決めます。
- 法人口座・カード:材料の仕入れと決済を、個人の口座と分けるため。
- 税理士:個人の開業届・法人の届出の期限を落とさないため。
- 会計・勤怠:スタッフを雇う前に。
- HP制作:予約の導線のため。開店の1〜2か月前から。
- 法人携帯・光回線、複合機:入居日に合わせて。ITサポートは店舗が増えてから。
注意:美容所の基準と手続きは、保健所で異なります。まつ毛エクステ・ネイル・エステなど、美容師免許が要るかどうかは、保健所に確認してください。
許可の要件は変わることがあります。申請の前に、所管の窓口でご確認ください。
